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バナナはおやつに入りません【第1話】 感想レビュー
キラキラと眩しい表紙イラストに惹かれ、つい手に取ってしまった「バナナはおやつに入りません」。分冊版の第1話、読み終えた今、私の胸中はまさに乙女ゲーのエンディングを迎え終わったような、甘くほろ苦い余韻に包まれています。
天然メガネ兄と小悪魔弟、そのギャップ萌えに悶絶！
まず、主人公である「兄」と「弟」のキャラクター設定が絶妙です。天然で少し不器用なメガネ兄と、容姿端麗で小悪魔的な可愛らしさを振りまく弟。この対照的な二人の組み合わせが、最初から最後まで私の心を掴んで離しませんでした。特に弟のあどけない笑顔と、時に見せる大人びた表情のギャップは、もう反則級の可愛さ！ 兄のちょっと抜けたところも、弟の絶妙なツッコミと相まって、絶妙なバランスで物語を彩っています。まるで、私が長年夢見てきた理想の兄弟像そのもの…と、思わずため息が漏れてしまいました。
日常の積み重ねが、胸キュンを加速させる！
この作品の魅力は、派手な展開やドラマチックな事件が起きるのではなく、ごく普通の日常の中にこそ、二人の間の特別な感情がじんわりと滲み出てくるところにあると思います。毎朝の起こし方、お弁当作り、そしてお菓子作り…些細な日常の出来事一つ一つが、二人の距離を縮め、二人の間の特別な感情を育んでいきます。 特に、弟が兄のために心を込めて作ったお菓子を食べるシーンは、なんとも言えない幸せな気持ちにさせてくれました。 まるで、自分も一緒にそのお菓子を味わっているかのような錯覚に陥るほど、描写が細やかで、五感を刺激するものでした。
萌え要素満載！でも、それだけじゃない！
「萌えゲーみたいなシチュエーション」という紹介文通り、確かにこの作品は、BL好きの心をくすぐる萌え要素がたっぷり詰まっています。しかし、それだけに留まらず、兄弟という特殊な関係性の中で芽生える、複雑で繊細な感情も丁寧に描かれています。 兄の弟への想いは、単なる恋愛感情だけではありません。兄としての愛情、そして、時に抑えきれない、禁断の感情が混在しているように感じます。 その葛藤や揺れ動く心情が、読者に深い共感を呼び起こし、物語に奥行きを与えていると感じました。
第1話、そしてこれから…
第1話では、二人の関係性が少しずつ明らかになっていく過程が描かれており、これから二人の関係がどのように発展していくのか、今後の展開が非常に楽しみです。 まだ序盤ですが、すでにこの作品にどっぷりハマってしまいました。 分冊版とはいえ、このクオリティでこの値段は、まさにコスパ最強です！ 単行本版ももちろん購入予定です。 そして、早く次の話が読みたい…！ そんな気持ちでいっぱいです。 この作品は、BL初心者の方にも、ベテランの方にも、自信を持っておすすめできる、珠玉の一作です。 繊細な描写と、胸キュン必至の展開、そして、二人の関係性を丁寧に描いたストーリーに、心奪われること間違いなしです！
気になる点…あえて言えば
強いて言えば、少しテンポがゆっくりな点が気になりました。 これは好みによるところもあると思いますが、もう少しテンポが速ければ、より一層作品に引き込まれたかもしれません。 しかし、そのゆっくりとしたテンポだからこそ、二人の間の微妙な空気感や感情の揺らぎが丁寧に描かれているともいえるので、一概に悪い点とは言えません。
まとめ：文句なしの★★★★★！
全体を通して、この作品は、絵柄、ストーリー、キャラクター、全てにおいて素晴らしい出来栄えでした。 BL好きの私にとって、まさに理想の物語。 これから先の展開が楽しみで仕方ありません！ ★★★★★、文句なしの満点です！ 是非、皆さんにも読んでいただきたい作品です。 きっと、あなたも二人の世界に魅了されることでしょう。 そして、一緒に彼らの幸せを願わずにはいられなくなることでしょう。 おすすめです！
