Cab vol.94 感想レビュー
久しぶりに手に取った『Cab vol.94』、今回も期待を裏切らない充実のラインナップでしたね!表紙の市川けい先生の美しいイラストに目を奪われ、そこから読み進めていくと、あっという間に時間が過ぎちゃいました。それぞれの作品に個性があって、本当に読み応えがありました。いくつか特に印象に残った作品について、詳しく書いていきたいと思います。
心に染みる繊細な愛情表現 「二度目の春はきみの隣で」
木田迦ゆん汰先生の「二度目の春はきみの隣で」past.5。このシリーズ、毎回じんわりと心に染み渡るような優しい愛情表現に胸がいっぱいになります。過去のトラウマを抱えながらも、少しずつ相手を信じ、そして愛を育んでいく二人の姿は、本当に見ていて幸せな気持ちになります。今回のpast.5でも、二人の心の距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれていて、思わず涙がこぼれそうになりました。繊細なタッチの絵柄も、作品の世界観にぴったりで、読み終わった後には、温かい余韻が残ります。次の展開が待ち遠しくてたまりません!
ハラハラドキドキが止まらない! 「ギルティボーイ」
うめーち先生の「ギルティボーイ」 file.3。こちらは、最初から最後までハラハラドキドキが止まらない展開でしたね!危険な香りが漂う雰囲気と、キャラクターたちの複雑な感情のやり取りが見事に描かれていて、目が離せませんでした。特に、主人公の葛藤する心理描写は秀逸で、まるで自分がその場に居合わせているかのような錯覚に陥りました。絵柄も美しく、キャラクターたちの表情や仕草が細やかに表現されていて、感情移入しやすかったです。続きが早く読みたい!と、強く思わせる、力強い作品でした。
ギャップ萌えが炸裂! 「ぼっちゃん、追い込み愛ですよ。」
軟式こんにゃく先生の「ぼっちゃん、追い込み愛ですよ。」 4話。この作品は、ギャップ萌えが炸裂していて、読んでいて本当に楽しかったです!一見クールで高嶺の花のような雰囲気のぼっちゃんと、情熱的で少し強引な攻めのキャラクターの組み合わせが最高!二人の関係性の変化が、コミカルな描写とシリアスな描写のバランスがとれていて、飽きさせません。絵柄も可愛くて、キャラクターの表情が豊かで、見ているだけで心が癒されます。こんなにも可愛くて、そしてドキドキする作品に出会えるなんて、幸せです!
その他の作品について
他の作品もそれぞれ魅力的で、読み終えた後には、色んな感情が溢れてきました。「わだつみの愛し子」の幻想的な世界観、「シュガースカルとディープキス」の独特な雰囲気、「ブルースカイコンプレックス」の番外編の、キャラクターたちのその後が見れて嬉しかったり…。どの作品も、それぞれの作家さんの個性が光っていて、本当に素晴らしい作品ばかりでした。
巻頭カラーとコラムも魅力的!
渋江ヨフネ先生の巻頭カラーも、息を呑むほどの美しさでした。繊細なタッチと、美しい色彩に魅了されました。そして、琢磨さんのコラム「一生推し!自分に影響を与えた作品選」も興味深く読みました。自分の好きな作品について語っている姿が、とても熱くて、共感できる部分がたくさんありました。
まとめ
全体を通して、どの作品もクオリティが高く、読み応えのある一冊でした。それぞれの作品の世界観に浸り、キャラクターたちの感情に共感し、そして胸を締め付けられるような感動を味わうことができました。BL好きとしては、本当に大満足の内容でした!次回作も、今からとても楽しみにしています。 様々なタイプのBL作品が楽しめるので、BL初心者の方にもおすすめできる一冊です。色々なカップリング、シチュエーション、そして作画のタッチもバラエティ豊かで、きっとお気に入りの作品が見つかると思います。
個人的なおすすめポイント
- それぞれの作品に個性があって飽きない!
- 繊細な描写からコミカルな描写まで幅広い!
- 美しいイラストと読みやすい構成!
- コラムも充実していて読み応えがある!
この『Cab vol.94』、BL好きなら絶対に買って損はない一冊です! ぜひ、皆さんも読んでみてください! そして、感想を語り合えたら嬉しいです!