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【BL漫画・BLコミックレビュー】僕をこんなにしておいて【単行本 分冊版】3

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僕をこんなにしておいて【単行本 分冊版】3 感想レビュー

8年ぶりの地元。予想だにしていなかった再会に、心臓がバクバクしました。このシリーズ、毎回心臓に悪いんですよね…。でも、それがまたたまらない! 3巻は、斧塚と石清水の関係性がさらに深まる、まさにクライマックスといった感じでした。

過去と現在、絡み合う糸

8年前の出来事が断片的に、そして鮮やかに蘇る描写が本当に秀逸でした。保健室でのシーン、はぐれ者グループの仲間たちとの交流… 回想シーンを通して、斧塚の過去の傷や、石清水との関係性の伏線が丁寧に回収されていく過程に、鳥肌が立ちっぱなしでした。 過去と現在を行き来する構成も、全く違和感なく、むしろ自然な流れで物語に引き込まれていきました。特に、あの頃の斧塚と今の斧塚の心の変化、成長が感じられる描写にはグッときましたね。 単に過去を振り返るだけでなく、現在の彼らの人間関係に深く影響を与えていることがよく理解できました。

沸点低め正義漢とひねくれ股ゆる小説家の絶妙なバランス

斧塚の「沸点低め正義漢」という設定、本当にツボです! 正義感の強さと、その裏にある脆さ、そして何よりも石清水に対する揺れる感情… その複雑な心の動きが、細かい表情や仕草、そしてセリフの一つ一つに表現されていて、もう読む手が止まらない! 対する石清水の「ひねくれ股ゆる小説家」っぷりも、たまりません。 あの、何というか、掴みどころのない飄々とした態度と、時に見せる鋭い眼光、そして…あの大胆な言動! 何度「ずるい!」って心の中で叫んだことか…。

二人の距離が縮まるにつれて高まる緊張感

特に、今回は二人の距離が急速に縮まっていく描写にドキドキが止まりませんでした。 言葉にならない感情が、二人の間の空気感からビンビン伝わってきて、もう手に汗握る展開の連続。 そして、ついに…あのシーン! あのシーンの描写は、本当に素晴らしかったです。 二人の感情が爆発する瞬間、そしてそこから生まれる新しい関係性… 言葉では言い表せないほどの感動と、胸の高鳴りを覚えました。 ただただ、二人の幸せを願わずにはいられませんでした。

繊細な心理描写と大胆な表現のバランス

この作品の一番の魅力は、繊細な心理描写と、大胆な表現の絶妙なバランスにあると思います。 キャラクターたちの内面世界が丁寧に描かれる一方で、BL作品らしい大胆な描写も惜しまず、そのギャップがまた心を揺さぶるんですよね。 決して、エロさだけが先行しているわけではなく、二人の関係性の深まり、心の変化を表現する上で、重要な役割を担っていると感じました。 もちろん、BL要素が好きな私としては、その描写に大満足です!

終わりなき余韻…そして次の展開への期待

3巻で一つの区切りを迎えたような感じですが、同時に、新たな物語の始まりを感じさせる終わり方でした。 読み終わった後も、二人のことをずっと考えてしまいます。 あの余韻、本当に素晴らしい! そして、早く次の巻が読みたくて仕方がありません! このシリーズ、本当に中毒性が高いです…。 しばらくは、斧塚と石清水のことで頭がいっぱいになりそうです。

総合評価:★★★★★

文句なしの星5つです! 過去と現在が複雑に絡み合い、繊細な心理描写と大胆な表現が融合した、まさに傑作だと思います。 BL好きはもちろん、そうでない人にもぜひ読んでほしい一冊です。 きっと、斧塚と石清水の魅力にハマること間違いなしですよ! このシリーズをまだ読んでいない方は、ぜひ1巻から読んでみてください。 後悔はさせません! 本当に、おすすめです! 今後の展開も、楽しみにしています!

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