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【BL漫画・BLコミックレビュー】ギルティボーイ3

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ギルティボーイ3:胸キュンとゾッとする、絶妙なバランスが最高!

率直に言って、読み終えた後、しばらく放心状態でした。「ギルティボーイ3」、本当に素晴らしかった……! 表紙の雰囲気からして、もう私のツボを完全に捉えられていました。正忠と照雨、この二人の関係性が、じわじわと、そして一気に心を掴んで離さないんです。

拗らせゲイ警察官と謎の美青年、危険な駆け引き

主人公の正忠、妄想癖のある拗らせゲイの警察官という設定、最高じゃないですか?! もう、彼の内面が垣間見える描写に、何度もニヤニヤしてしまいました。あの、繊細で、でもどこか危うい感じがたまらない。 妄想シーンも、露骨すぎず、絶妙な加減で描かれていて、読み手である私を心地よく興奮させてくれます。 彼の葛藤、理性と欲望の狭間で揺れ動く姿が、とてもリアルで、感情移入せずにはいられませんでした。

そして、照雨。 ウサギに囲まれた全裸の美青年…という衝撃的な登場シーンからして、もう掴まれてますよね? 彼の謎めいた言動、そして「看守さん」というキーワード。 一体彼は何者なのか? 彼の過去に何があったのか? ページをめくるごとに、その謎が気になって気になって、一気に読み進めてしまいました。 美しくて、危うくて、そしてどこか儚げな雰囲気… 正忠との関係性が、これからどうなっていくのか、ハラハラドキドキが止まりません。

「看守さん」の正体と、二人の関係性の深まり

「看守さん」の存在は、この物語全体に張り詰めた緊張感を生み出しています。 一体何が彼らを追いかけているのか? その正体も、徐々に明らかになっていく過程が、本当に巧妙で、予想を裏切られる展開に何度も驚かされました。 読み進めるうちに、「看守さん」の恐ろしさだけでなく、彼らが置かれている状況の切迫感も、ひしひしと伝わってきて、手に汗握る場面もありました。

正忠と照雨の関係性は、最初は警戒心と距離感で満たされていますが、徐々に変化していく様子が丁寧に描かれています。 正忠の妄想と現実の狭間での揺らぎ、照雨の繊細さと危うさ、この二人の相反する魅力がぶつかり合うことで、独特の化学反応が生まれ、惹かれあう二人の感情が、自然で美しい流れで表現されていました。 お互いを理解し、認め合う過程が、本当に感動的でした。

繊細な描写と、心を掴む美しい絵柄

絵柄も素晴らしかったです。 キャラクターの表情や仕草、そして背景の描写まで、細やかに丁寧に描かれていて、物語の世界観に自然と引き込まれていきます。 特に、正忠の表情の変化は、彼の心の動きを的確に表現していて、見ているだけで彼の感情が伝わってきました。 そして、照雨の美しい容姿も、言葉では言い表せない魅力があり、何度見ても飽きません。

特に印象的だったのは、二人の距離が縮まっていくシーンです。 言葉にならない感情が、静かに、しかし確実に二人の間を満たしていく様子が、繊細なタッチで描かれていて、胸が締め付けられるような感動を覚えました。 二人の視線が交わる瞬間、触れ合う指先、そして互いの温もりを感じる場面… それらの描写は、言葉以上に多くのものを語りかけているようでした。

読み終えた後の余韻、そして今後の期待

読み終えた後も、二人のことが頭から離れません。 余韻が長く続き、何度も読み返したいと思わせる作品です。 これは単なるBL作品ではなく、人間の心の奥底にある感情や葛藤、そして救いといった普遍的なテーマを丁寧に描き出している、素晴らしい作品だと思います。 今後の展開も気になり、続きが待ち遠しいです。

「ギルティボーイ3」は、胸キュンとゾッとする、絶妙なバランスが最高な作品でした。 BL作品が好きな方、そしてそうでない方にも、自信を持っておすすめしたい一冊です。 ぜひ、この二人の世界に浸ってみてください。 きっと、忘れられない作品になるはずです。 もしかしたら、あなたも彼らの虜になるかもしれませんよ?

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